珍しい熱帯果樹の魅力
私は一般の人は名前すら聞いたことのない珍しい熱帯果樹に魅力を感じます。
人は珍しいものに興味が湧くものです。
希少な熱帯果樹の果実は基本的には流通しませんので、食べるためには自分で栽培するしか方法はありません。
珍しい熱帯果樹の果実が流通しないのはなぜ?
- 味に期待できない
- 日本にその果樹自体が少ない
- 栽培が難しい
- 果実の日持ちがしない
他にもいろいろなことが考えられますが、基本的に味には期待できないものが多いことも現実です。
しかし、味の感じ方は人それぞれなので、やっぱり食べてみなきゃ納得できない。
それが私の考え方です。
熱帯果樹好きならこの気持ちはわかるはず
自己満足の世界です!
果樹を育てる上で味はとても重要ですが、味以外にも魅力的なことは沢山のあります。
熱帯果樹好きな私が実際に群馬県で育てている珍しい熱帯果樹を味だけでなく、他の視点から魅力や経験談(わかったこと)紹介します。
シダーベイチェリー
艶々の赤い果実はサクランボの様な味。
葉っぱにも艶があり観賞価値が高いです。
自家結実性があるので一本実がなります。
果樹としても観葉植物としても優れている魅力的な熱帯果樹です。
栽培経験からわかったことは耐寒性が高く、0℃程度では葉の変色や落葉は発生しません。
ブラックサポテ
チョコレートプリンフルーツの名前を持つ珍しい熱帯果樹です。
熟した果実の果肉は繊維質を感じません。
まるで生チョコの様な口当たりです。
フルーツの常識を覆します。
甘さは控えめですが、とても美味しいです。
ブラックサポテは基本的には雌雄異株なので、結実を目指すには少し難易度が高いです。
一本で実がなるコロッサル等の品種もありますが流通はとても少ないです。
実生から複数本育てれば雌雄を揃えることは可能なので私も沢山の実生苗を栽培中です。
栽培してわかったことは耐寒性は高く、群馬県の無加温ハウス(最低気温0℃)で全く寒さの影響は受けませんでした。
結実までの難易度が高いですが、栽培に挑戦したくなる珍しい熱帯果樹です。
オレンジベリー
ミカン科の植物でピンク色の小さな果実を実らせる熱帯果樹です。
可食部は少ないですが、完熟した果実はハチミツのような甘さを感じるようです。
自家結実性があり一本で実がなります。
私は小苗から栽培を始めて3年目になりますが開花を確認できました。
その経験から実生から育てても5年程度で開花結実するようです。
とても成長が早い印象です。
耐寒性は群馬県無加温ハウスで全く問題ありませんので寒さに強い熱帯果樹です。
ランバイ
熱帯果樹の中では有名なジャボチカバの様に幹付近から開花結実します。
アジアのジャボチカバと言われることもあるようです。
味は甘味と酸味をしっかり感じることができて日本人好みの味です。
美味しいですが種と果肉の歯切れが悪いので少し食べずらい印象です。
ランバイは雌雄異株なのでブラックサポテ同様に雄雌株が必要です。
流通している苗木は異性を接木してある苗がほとんどです。
耐寒性はあまり高くありません。
群馬県無加温ハウスでは寒さの被害を受けたので室内管理(15℃程度)です。
原因不明の落葉なども発生して、栽培難易度は高いように感じます。
カムカム
カムカムの加工品では存在を知って人は多いと思います。
しかし、どんな木にどんな風に実がなるか知っている人は少ないはずです。
カムカム苗木は入手困難でとても珍しい熱帯果樹です。
そして日本での結実事例は目にしたことがありません。
ジャボチカバと同じフトモモ科のキブドウ属の植物です。
写真の通り見た目も似ています。
自家結実性があるようですので、収穫を夢見ています。
栽培してわかったことは室内管理(約15℃)でも落葉が発生しましたのでデリケートな植物のようです。
原因は温度、湿度、日照など、あらゆるものが考えられますが情報が少ない為、試行錯誤で栽培しています。
まとめ
いかがでしたか?
日本国内から見れば、珍しい熱帯果樹は数えきれないほど存在します。
今回紹介した熱帯果樹は私が関東【群馬県】で育てている、入手しようと思えばできる現実的な珍しい熱帯果樹です。
流通しない希少な熱帯果樹は育てているだけでも満足度が高いと思います。
自己満足の世界ではありますが、栽培情報が少ないので収穫できた時の感動は計り知れません。
一般人は見たことも聞いたこともない珍しい熱帯果樹を育てて一味違ったグリーンライフを過ごしてみませんか?
最後まで読んで頂きありがとうございました。
耐寒性にも期待できるおすすめ熱帯果樹の記事はこちらです