珍しい熱帯果樹です。
結実の仕方がジャボチカバ(幹に結実)に似ているためアジアのジャボチカバと言われることもあるようです。
甘味と酸味のバランスが良く日本人好みの味です。
ランバイは雌雄異株なので果樹栽培としては少し難易度は高くなります。
1本の苗で収穫が出来る様に雌雄接木されている苗が多く出まわっています。
珍しい植物好きにはとても興味が出る熱帯果樹だと思います。
栽培難易度高めだからこそ収穫できた時の感動は大きいです。
基本情報
東南アジア原産
コミカンソウ科の常緑樹
生育温度20℃〜30℃
耐寒性10℃以上推奨
ランバイの味は?
マンゴスチンに似た味と言われます。やや酸味を強めに感じます。
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可食部が少なく種と果肉の切れが悪いので主に果汁を吸うような感じとなります。
苗の種類
雌雄接木が一般的
フリマサイトでは実生苗も販売されている
ランバイと販売されているものに赤系の果肉と白系の果肉の種類がある。
どこで購入できる?
珍しい植物でありオークションサイト、フリマサイトが主な入手先となります。
沖縄では販売もあるようです。
私の栽培方法(群馬県)
いつから栽培している?(入手先)
2018年ヤフオクより入手
使用培養土は?
果樹用培養土6 ピートモス2 鹿沼土1 赤玉土1
上記の割合で配合して使用
栽培場所は?
鉢植え管理で5月〜12月上旬までは半日日陰の場所で管理しています。
気温が10℃以下の日が出てきたら室内に取り込んでいます。
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冬場の室内は15℃以上を維持しています。
2021年〜2022年子株を耐寒性実験
実生1年苗を無加温ハウス内で管理しています。
ハウス内気温は一時的に0℃以下となります。
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上記の写真の通り枯れてしまう苗が多く耐寒性は弱いと言えます。
しかし個体によっては今のところ枯れる気配の無いものもありますので今後も観察を続けようと思います。
水の管理は?
乾燥には弱く水切れに注意です。
土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えてください。
肥料はなにを使ってる?
ハイポネックス ネクスコート 野菜くだもの用を使用しています。
害虫は?
コナカイガラムシが発生したことはありますが大きな被害は受けたことがありません。
鉢植え管理ではコガネムシに産卵されないように土の表面のネット等を置くと良いでしょう。
ビジネス目線で
フリマサイト等相場は?(個人調べ)
果実10個、、、1000円〜
実生苗(幼苗)、、、1000円〜
雌雄接木苗、、、15000円〜
※大きさや販売時期により変動
果実販売
珍しいフルーツであることから値段は高めで取引されているようです。
種子販売
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種子にも間違えなく需要があります。
フルーツとして購入して食べた後の種だけを販売した場合でも確実に需要があるでしょう。
ランバイの種子は乾燥させてしまうと発芽率が大きく下がります。
種の保管は保湿して採取後3日以内に蒔く。
予想相場は10粒で1000円〜でほぼ果実と同額の値がつくと思います。
穂木の販売
雌雄異株であることから雄または雌の識別が出来ている穂木であれば高い値段で購入者がいると予想します。
苗の販売
希少で珍しいことから春から夏にかけては需要が高まります。
雌雄異株なので実生苗の販売時は複数株のセット販売をすると良いでしょう。
耐寒性は低い熱帯果樹であり冬場の管理は少し難しくなりますが美味しいフルーツのランバイは魅力的です。
葉は大きく見応えがあり観葉植物としても良いのではないかと思います。
今後の人気上昇を期待して是非育ててみてはいかがですか?
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買って育てて売れる時代。
園芸市場の拡大を願います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いグリーンライフを🌱