熱帯果樹の中でも耐寒性が強く地植えが可能な地域が多いです。
ミカンが栽培できる地域では問題なく地植え可能と判断して良いでしょう。
フェイジョアの花はエディブルフラワー(食用花)で食べることもできます。
外観は葉を大きくしたオリーブのようで外観も評価できる熱帯果樹です。
剪定にも強く生垣や自分の好みの樹形にしやすいので庭木としても利用されます。
個人的にはもっと人気が出ても良い植物だと思いますが園芸好きは知っているくらいで、まだまだ知名度は低めです。
- 花も実も食べられて
- 外観も美しい
- 剪定に強く好きな樹形にできる
こんな素敵な熱帯果樹フェイジョアを是非庭に植えてみませんか?

私はマンモス、マリアン、クーリッジの3種類を自宅の庭に植えています。
他にも実生フェイジョアを複数本育てています。
フェイジョア基本情報
フトモモ科の常緑樹です。
耐寒性は−5℃程度
厳しい寒さが続くと落葉や細い枝は枯れますが春に芽吹き始めます。
霜や冷たい風に当てなければ綺麗な葉を維持することができます。
広い地域で地植えができる熱帯果樹です。
花は白ピンク色です。

フェイジョアの味は?
洋梨+パイナップルのようです。
熟した実は甘く美味しいです。
半分に切ってスプーンですくって食べると食べやすいです。
種も気にならず食べることができます。
収穫のタイミングは自然に落下した時がベストタイミングとなります。
収穫後は硬いようであれば少し柔らかくなるまで室内で追熟させます。
品種が多く存在します
基本的にはフェイジョアは複数品種植えて人口受粉してあげることで収穫量を増やすことができます。
品種紹介
- アポロ、、、1本で結実
- マンモス、、、複数本推奨 実が大きい
- クーリッジ、、、1本で結実 豊産性
- トライアンフ、、、1本で結実不可
- ジェミニ、、、複数本推奨 矮性
- マリアン、、、1本で結実不可 中実
- プリティグリーン、、、1本で結実
- ユニーク、、、1本で結実、結実までが早い
- コバーノ、、、1本で結実不可 葉が小さく綺麗
他にも斑入りなどレア品種もあるようです。
フェイジョアは実生でも良い味の果実がなることが多いので個人的には実生苗でも満足できるのではないかと思います。
実生苗から育てて自分だけの品種を庭に植えることは特別感があっておすすめです。
実生から育てると5年程度で開花結実するようです。
人口受粉
複数本植えていれば人口受粉をしなくても結実しないことはないですが収穫量が少なくなりますので人口受粉をおすすめします。
人口受粉の方法は綿棒使用しておしべより花粉をたっぷり付けて他品種のめしべに付ける方法が簡単です。
開花タイミングがずれた場合は冷蔵庫で数日間であれば花粉の保存が可能です。
フェイジョアの苗を購入
ホームセンターでも取り扱いはあります。
実際に私はホームセンターで購入しました。
フリマサイトやネットショップでも沢山ありますのでチェックしてみてください。
実生苗、挿し木苗、接ぎ木苗いろいろな苗が販売されています。
フェイジョアの育て方
使用培養土
鉢植え
鉢底に赤玉土(大)を敷き詰める。
市販の果樹用の培養土に赤玉土(小)を3割ほど混ぜて水捌けを良くして使用。
地植え
50センチ四方の穴を掘ります。
植え付け場所に腐葉土混ぜ込みました。
置き場所
日当たりが良い場所が適しています。

強い風が当たる場所は結実した果実が落下しやすくなります。また冬場の冷たい風を長く受けると落葉の原因となります。
私の植え付け場所は日も良く当たり風も良くある場所です。冬場は6割程度落葉することもありますが毎年開花結実しています。
温度管理
生育温度は20℃〜30℃
5℃以下の日が多くなると葉が黄色みがかってきます。

幼苗のうちは耐寒性が弱めですので冬場は霜や風の当たらない場所に置いてください。
長期間霜や冷たい風に当てると枯れてしまいます。
水の管理
鉢植え
鉢植えの場合は表面が乾いたらたっぷり水をあげます。
気温が低い冬場は乾燥気味に管理します。乾燥気味に管理することで耐寒性が増します。
冬場の水やりは日中の暖かい時間帯に行います。
地植え
地植えの場合はしっかり根付けば特に水やりは不要です。
寒さが厳しい時は株元に藁などのマルチ材を使用します。
肥料
ハイポネックス ネクスコート (野菜くだもの用)を使用してます。
害虫
大きな害虫被害は受けたことがありません。
風通しが悪いとカイガラムシの発生原因となります。
月に1回は枝葉を良く観察すると良いです。
フェイジョアをビジネス目線で
耐寒性熱帯果樹は需要があります。
ネット上では苗はもちろん果実も多く取引されています。
栽培すれば利益は見込めます。
フリマサイト等相場は(個人調べ)
- 果実1kg(大きい実ほど高い) 1000円〜
- 小苗(10センチ程度)800円〜
- 中苗(30センチ程度)1500円〜
- 大苗(1メートル程度)5000円〜
- 種子50粒 300円程度
- ※品種や大きさで変動します。
果実の販売
果実販売は大きい実ほど需要があるようです。
複数品種育てて味比べセットとして販売すれば注目されそうです。
苗木の販売
実生苗は容易に量産できます。
実生苗でも一定数の需要はありますので実生苗販売でも利益をあげられるのではないかと考えます。
苗木は1本で結実するタイプの方が人気です。
複数品種の接木苗を作れば高額取引きが見込めそうです。
2022年度は私も苗を作成して販売を考えております。経過や結果も公表予定です。
果実販売、苗木販売共にビジネスチャンスがある植物です。
フルーツとしてもっと日本で定着すればフェイジョア農家も増えそうですね。


買って育てて売れる時代。
園芸市場の拡大を願います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さん良いグリーンライフを🌱