私は実際に20万円かけて庭にシンボルツリーとしてココスヤシを植えました。
植物は自分で育ててみなければ、わからないことが沢山あります。
これからココスヤシを育てたいと思っている方に、私の経験を元に知って欲しいコトを紹介します。
南国ムードたっぷりのココスヤシは庭を華やかにしてくれます。
地植えはできないと言う方も鉢植えでコンパクトに観葉植物としても楽しめますよ。
ココスヤシをおすすめする3つ理由
- 耐寒性が高く多くの地域で地植えできる
- 育て方(管理)が簡単
- 外観が美しい。鉢植えで観葉植物としてもお洒落
ココスヤシをシンボルツリーに
2018年にシンボルツリーとなる木を植えたいと考え選んだ木がココスヤシです。
いろいろな植木屋を巡り1番自分好みの樹形を選びました。
下の写真のココスヤシが我が家に来ることになったものです。
葉の色も良くパイナップルの様な樹形で一目惚れ🍍
植え込み費用は?
総費用20万円
※植え込み代等含む
費用内訳
- ココスヤシ…約17万
- 輸送費…約1万(距離10キロ圏内)
- 植え込み代金…約2万(土代含む)
※値段は業者により異なりますので複数の業者に見積もりを取ると良いでしょう。
植え込み時はクレーンを使用
大きいので移動や植え込み代だけで数万円の費用がかかります。
植え込みする穴は私が掘りました。自分で掘ったので数千円値引きしてもらえました。
少しでも費用を抑えたい方は、造園業者と交渉してみると良いですよ。
植え込み時は腐葉土を混ぜて植え込みをして頂きました。
当時(2018年)我が家がココスヤシに決めた理由は人とは少し違ったシンボルツリーがよく、どこにでもある樹木は植えたくありませんでした。
年々ココスヤシの人気は高まっていて、シンボルツリーとして選ぶ人も増えています。
せっかく庭に植えるのだから多少値段は高くても最後(自分が死ぬかヤシが枯れるか)まで愛着が持てる木にしたいと考えたからです。
今では家族の生活を毎日見届けていてくれる大切な存在となっています。
ココスヤシの育て方
耐寒性・耐暑性について
ココスヤシは耐寒性・耐暑性に優れています。
ヤシと聞くと南国の植物で寒さに弱いイメージがありますが、このココスヤシは霜や積雪にも耐えることから耐寒性ヤシとも言われています。
耐寒性・・・-7℃
※一時的であれば-10℃近くまで耐える
耐暑性・・・40℃
我が家の栽培実績では最低気温がマイナス6℃程で、真夏日に42℃の実績があります。
多くの地域で路地植えできることからリゾート施設でも良く目にします。
ディズニーランドにも植えられています。
植え付け(植替え)について
植替え(植え付け)の適期は春(5月~6月)です。
鉢植え管理の場合は水はけの良い用土を使用しましょう。
水やりについて
地植えの場合は、根付いてしまえば水やりは不要となります。
完全に根付くには半年ほど時間を要するので、それまでは定期的に散水します。
鉢管理管理は地表が完全に乾いてから水をたっぷり与えます。
ココスヤシは乾燥には強い植物です。
水の与えすぎは生育不良や根腐れの原因となります。
肥料について
地植えの場合は特に肥料は必要ありません。
肥料を与える場合は成長期である4月〜10月に緩効性肥料を与えます。
日本では四季の関係で成長速度が遅くなり、あまり大きくならないので管理がしやすいです。
病害虫について
病害虫の心配はありません。
風通しの悪い環境で育てると希にカイガラムシが発生します。
発生した場合は歯ブラシで擦り落とす。
または専用薬剤を散布します。
剪定やお手入れについて
剪定は外観を美しく維持する為に、年に1度古く枯れた葉をノコギリで切ります。
私は春に3〜5本の葉を剪定しています。
剪定で切り落とす断面で外観が変わってきますので丁寧に切断します。
小苗の場合は茶色く傷みがある部分のみハサミで切ってあげると外観綺麗になります。
お手入れは、幹のうろこ状の隙間に土やゴミがたまるので年に一度掃除しましょう。
放置すると虫の住処や雑草の生える原因となります。
ココスヤシの増やし方
ココスヤシは種子から増やします。
一つの種子から複数本発芽することもあります。
種まきはいつ行っても良いですが適期は4月~7月です。
気温が25℃を超えたあたりから発芽してきます。
発芽までには1ヶ月~3ヶ月を要します。
種子によっては1年間発芽しないで翌年に発芽するものもあります。
発芽しないかといって直ぐに諦めないようにしましょう。
種まきの用土は水捌けが良いものを使用します。
私は野菜や果樹用の培養土に赤玉土を3割ほど混ぜたものを使用しています。
種子はあまり深く埋めすぎないことが発芽率を上げるポイントです。
沢山種を蒔くと希に面白い個体もでできます。
下記の写真は斑入り(全斑)ココスヤシです。
植えて発見!メリット
果実が美味しい!
ヤシの木は南国の雰囲気満点で最高です!
庭をいつも華やかにしてくれます。
冬が終わり4月~5月頃に花芽が上がってきます。
ココスヤシは7月頃開花します。
近くで見ると神秘的で美しい花です。
その後、9月頃に沢山の実を付けます。
一房で100個以上実が付きます。
それが2〜3房ありますので、すごい量になります。
完熟したココスヤシの実は酸味と甘味がしっかり感じられ美味しいです。
味と食感(繊維質なところ)はパイナップルに近いです。
うちの子も美味しい!って食べました。
生食でも美味しいですが、収穫量が多いのでジャムや果実種にも利用できます。
普通では食べる機会はないので、初めて食べた時は感動しました。
フリマサイトで種や苗が売れる
売るって発想がなかなか出ないと思います。
しかしフリマサイトやオークションサイトではココスヤシの種や苗が毎日のように取引されています。
実際に私も売った経験あります。
沢山の種が採取できます。
私が実際に販売したココスヤシの種です。
ワンシーズンで収穫したものです。
これで約2キロ(約1000個)の種です。
売却価格は7000円です。(即売れました)
種でこの値段はありがたいです。
苗にして販売すれば、さらに高額の利益も見込めると考えます。
1年生の苗で1本あたり100円以上の価格です。
1000個の種→苗×100円=10万円
真面目に苗作って販売すれば数年で親株代を取り戻せるのではないかと考えてしまいます。
フリマサイトを利用し、手軽に販売できるので敷地にココスヤシを植えることで、お小遣い稼ぎできるメリットがあります。
メルカリでの販売ノウハウの記事はこちら↓
イルミネーションの相性抜群
太い幹と葉にイルミネーションを飾りつけると存在感抜群で綺麗です。
イルミネーションを飾らない時期は、ココスヤシをライトアップすると夜の庭が美しくなります。
少し値段が高いソーラーのスポットライトを使用しました。
植えて発見!デメリット(注意点)
葉の棘が堅く危険
ココスヤシ全体を見ていると、あまり気になりませんが葉の付根付近の棘は堅く危険です。
普通に怪我するレベルです。
特に小さな子供がいる家庭に植える場合は注意が必要です。
剪定時は手袋を付け、安全対策して剪定作業することをおすすめします。
花や実に虫が集まる
虫が好きな人はメリットですが、花や熟した実からは、いろいろ虫を誘引します。
カブトムシやクワガタが来れば嬉しいのですが、集まってくる虫は主に蜂やコバエです。
スズメバチも来ることがありますのでご注意ください。
また完熟した実を放置すると腐敗して異臭がします。
それに誘引されてコバエが大量発生します。
実から種を採取する場合も、放置しないで早めの処理することで防ぐことができます。
まとめ
ココスヤシは耐寒性があることから、広い地域で庭植えが可能です。
鉢植えで小さく育て観葉植物としてもおすすですよ。
庭を華やかにし、存在感があるココスヤシはシンボルツリーや記念樹にピッタリです。
夏にはパイナップル味の実を食べることもできます。
種や苗は需要があり、販売することで利益を得ることも可能です。
今回は私が実際に高額のココスヤシを植えてみて発見したことを紹介しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さん良いグリーンライフを🌱
~ココスヤシを見ながらトロピカルフルーツを食べて更に南国気分~
ご家庭でトロピカルフルーツ【熱帯果樹】に興味がある方は是非こちらもご覧下さい。