![あつお](https://shokubutsu-fire-atsuo.com/wp-content/uploads/2022/01/img_2537.jpg)
斑入りパキラは高価な観葉植物
観葉植物として昔から人気のパキラです。
そんなパキラにも斑入りの個体が存在します。
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ミルキーウェイやムーンライトと呼ばれるものからオリジナル実生個体まで様々です。
そんな斑入りパキラは生産数が少ないことから高額で取引されています。
価格は接木苗で1万円程度
実生斑入り個体であれば2万円程
そんな希少な斑入りパキラですが、最近ではフリマサイトで斑入りパキラの葉っぱのみの販売を目にするようになりました。
え?枝もない葉っぱ1枚で育つの?
誰も買わないだろと思っても実際は1枚の葉が数千円で取引されています。
驚きです。
普通は成長点がない葉っぱ1枚から育つとは考えられません。
とは言え多肉植物は葉っぱ1枚から大きく育つものも多く存在します。
自分なりに調べましたが葉っぱ1枚から大きく育ったパキラの情報は見当たりません。
という訳で実際に斑入りパキラの葉挿しをして成長過程を確認することにしました。
斑入りパキラは葉挿しで増えるのか検証
2022.1.8 斑入りパキラの葉挿しスタート
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自宅で育てている斑入りパキラより、葉っぱを採取して葉挿しに挑戦しました。
挿し木の方法は発根状況がわかりやすい、水挿しの方法です。
メネデール希釈液を使用しました。
2022.4.28 カルス、発根を確認
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変化を確認できたのは、水挿しから3ヶ月半程経過してからのことでした。
発根までに時間がかかったのは、気温の関係もあるかと思います。
2022.5.20 順調に発根
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最初に発根を確認できてからは根が伸びるスピードが早いです。
1ヶ月程度でここまで根が成長しました。
根は長く成長していますが新芽が出てくる気配はありません。
葉っぱの状態は良好で。全く葉の変色等起きていません。
葉っぱ1枚から元気に育ち続けています。
2022.5.22 鉢上げしました
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発根も十分確認できたので鉢に植え替えです。
根っこは折れやすいので注意しながら丁寧に行いました。
使用した土は市販の観葉植物用の土を使用。
見た目は少し物足りない感じですが、観葉植物としては成り立っています。
結果
葉っぱ1枚から発根して、少なくとも約5ヶ月は生き続けているのでパキラは葉っぱ1枚からでも増えることは間違いではないと言えます。
ここから大きくなるかは別の話ですが、、、
斑入りパキラは葉挿しから大きく成長するのか?
2022.7.2 良くも悪くも変化なし
鉢上げから約1.5ヶ月経過しました。
葉は現在も枯れ込んだりしていません。
新芽も全く出る気配はなく、特に変化はありません。
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2022.12.19 変化なしが続く
特に何も変化はありません。
予想以上に生き続けていることに驚きです。
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2023.5.28 葉の傷みが発生
葉挿ししてから1年以上経過してついに葉に変化が起きました。
明らかに茶色く変色しています。
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2023.5.30 次々と葉が傷み始める
最初に葉に傷みを確認できてから次々と他の葉も傷みが発生してきました。
1枚は落葉し他の葉も日に日に変色が進んでいるのが確認できます。
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2023.6.7 葉が全て落葉
最初に傷みを確認してから、わずか10日ほどで全ての葉が落葉してしまいました。
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これをもって検証終了です。
まとめ
今回の検証結果まとめです。
結論
斑入りパキラの葉挿しは発根して観葉植物となる
しかし
見た目に変化はなく大きく育つことはなかった
葉を切り離してからの生存期間は1年と約5ヶ月
葉挿しから発根までの期間(水挿し)
2022年1月8〜2022年5月22
4ヶ月と14日
鉢上げから枯れるまで
2022年5月22〜2023年6月7
12ヶ月と16日
1枚の葉からの生存期間
約1年5ヶ月
予想より長く生きたことに驚きです。
パキラはあまり落葉しない植物です。
恐らくこの葉挿し苗の寿命は葉の寿命であると推測しています。
見た目に変化はありませんが、1年以上の観賞期間がある葉挿しパキラです。
どのように感じるかは個人次第ですが斑入りパキラの葉を数千円かけて入手するのは私はおすすめできません。
一個体のみの検証なので信頼性が高いものではありませんが誰かのお役に立てたら幸です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
![あつお](https://shokubutsu-fire-atsuo.com/wp-content/uploads/2022/01/img_2537.jpg)
今後も栽培記録は定期的に更新してきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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関東【群馬県】で熱帯果樹や珍しい植物を育てています。一人でも多くの方に魅力を伝えたく栽培記録など情報発信しています。