こんにちは。あつおです。
今回はイチジクの挿し木のポイントや注意点を紹介します。
挿し木におすすめの時期は2月〜3月です。
芽が動き出す前に行いましょう。
近年イチジク栽培者も増えて、いろいろ品種の穂木がフリマアプリで安価で手に入ります。
今回挿し木する穂木もフリマアプリで購入。
様々な色、形、味のイチジク
自分に合ったイチジク探しの旅にいきましょう!
品種により穂木の値段も様々ですが、一般的な品種であれば一本数百円で購入できます。
切り口を保湿して発送してくれましたので、良い状態で受け取ることができました。
穂木購入の際は、新鮮でしっかり梱包してくれる方から購入するようにしましょう。
心配な場合は梱包方法を提案してから購入した方が安心です。
では早速、挿し木に挑戦していきます。
挿し木の前にやること
まずは、少しでも成功率を上げるためにいくつかポイントを説明します。
穂木の切り口を加工する
水平にカットした穂木よりも、くさび状等に加工をすることで水の吸い上げや発根量の増加が期待できます。
加工する際は切れ味の良い刃物で、スパッと切ることもポイントです。
穗木の細胞を潰さないイメージです。
細い穂木はくさび状の加工がおすすめ
太い穂木には鉛筆状の加工がおすすめ
穂木に水を吸わせる
挿し木をする前に穂木に水分を十分に吸わせることで成功率が上がります。
水でも良いですが、メネデールやHB101などの活力剤希釈液を使うことで、さらに成功率をあげることが期待できます。
一般的には1時間~12時間程水あげします。
今回はHB101の希釈液に1時間ほどつけてから挿し木を行いました。
天然植物活力液「HB-101」を使用すると、育たなかった果実、枯れてしまった花の数が減り、収穫率がアップ。
栽培のコストパフォーマンスが上がり、
生産者としての喜びもアップします。
穂木上部に殺菌剤を塗る
トップジンMペーストを使用しました。
切り口から雑菌が入り、腐るのを防ぎます。
また、穂木上部からの水分の蒸発を軽減させる効果もあります。
挿し木実践!
まず複数の品種を挿し木する際は、混同しないように注意しましょう。
基本的なことですが後で書こうと思っていると、だいたい忘れます。
今回はポリポットを使用します。
鉢底には網をいれました。
使用する土は栄養分が含まれていない、清潔な土が基本です。
迷ったら挿し木専用の土も販売されていますのでそちらを使えば良いでしょう。
今回は赤玉土(小粒)100%で挿しました。
穗木の上下は必ず確認して挿します。
節を見て芽が上です。
挿すときは、土に無理やり挿すと細胞を潰してしまい成功率が下がります。
穂木の同じ太さの下穴をあけて挿すのでも良いですが、
私のおすすめの方法は、片手で穂木をちょうど良い高さで抑えながら土を入れていく方法です。
細胞を潰さずに挿し木することができます。
最後に水をたっぷり上げて完了です。
挿し木後の管理
挿し木後の管理でも、成功率が大きく変わってきますのでしっかり管理していきましょう。
まず挿し木後は明るい日陰で管理します。
発根までの期間に注意するポイント
- 途中で穂木を動かさない
- 水切れに注意する
- 置き場所(環境)を変えない
基本的には2〜3ヶ月で発根を確認できます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さん良いグリーンライフを🌱