セレージャとは
ブラジル原産のフトモモ科の熱帯果樹です。
チェリーオブリオグランデの名前でも流通しています。
セレージャに似た熱帯果樹でグルミシャーマ(グルミチャマ)があります。
セレージャいちごのような赤い果実がなることから、ブラジルイチゴとも呼ばれるようです。
寒さにも比較的強く関東以南であれば路地植えも可能です。
果皮が薄く流通が難しいフルーツなので家庭菜園向きの熱帯果樹です。
セレージャ栽培記録
2018年12月より栽培開始しました。
購入先はメルカリです。
メルカリで耐寒性の高い熱帯果樹を検索していたところ、セレージャの存在を知り購入を決意!
ブラジルのイチゴの木とも言われるみたいで、味にも期待できそうな耐寒性熱帯果樹です。
インターネットでの情報も少なく結実までが楽しみです。
耐寒性のある熱帯果樹はいろいろな地域で育て易く、地植えの可能性も秘めているので今後の人気上昇に期待できます。
群馬県での結実を目指します。
写真の下に撮影日を記載しています。
成長過程等参考にして頂けたら幸いです。
セレージャの育て方
栽培ポイント
寒さには強いですが冬の霜や冷たい風には注意が必要。
最低温度の目安は0℃
成木になれば0℃以下にも耐えますが、霜や風邪対策として不織布で保護するなど防寒対策が必要となります。
沖縄など暖かい地域を除いて基本的には鉢植え管理がおすすめです。
植替え時期は?
寒さが和らいだ3月〜4月が適期
使用する土は?
市販の果樹用培養土を使用
自分で配合する場合は赤玉土:7、腐葉土:3、肥料【元肥】:適量を混ぜると良いです。
置き場所は?
半日以上、日が当たる場所が適しています。
夏は西日に注意し、冬は霜や冷たい風が当たらない場所に置きます。
夏と冬で置き場所を変えることが上手に育てるポイントです。
夏の日差しが強い場合は遮光ネットを利用しましょう。
肥料や水やりは?
しっかりと土の表面が乾いたら、たっぷりの水を与えてメリハリのある水やりを心がけます。
肥料はマグァンプKなどの緩効性肥料を与えると良いです。
肥料は春と秋の2回与えると生育が良くなります。
剪定は?
鉢植えの場合は、鉢の大きさに合わせて剪定してあげます。
枝が混み合うと病害虫の発生に繋がりますので、風通しも意識して枝数を調整します。
病害虫は?
カイガラムシ
風通しが悪いと発生します。剪定や置き場所を適切に行うことで防げます。
カイガラムシからの排出物で、すす病を発生させますので日々の観察が大切です。
コガネムシ
鉢植えの場合は地表にネットを掛けて産卵を防止します。
コガネムシのサイクルや対策はこちらをご覧下さい↓
2018年 栽培開始
メルカリで購入
幼苗ということもあり、お手頃な値段で入手。
植え替えの適期ではありませんが、市販の果樹用の培養土で植え替えました。
適期は4月〜7月です。
耐寒性があるとの情報でしたので、無加温ハウスで冬越しさせることにしました。
ハスウ内の最低気温は0℃まで下がる環境です。
少しでも寒さを和らげられればと思い、ココチップを敷きました。
2019年 耐寒性に期待
無事に冬越しを終えて春を迎えます。
冬越し後の状態をみても、やはり耐寒性には期待できそうです。
5月に入り、ビニールハウス内の管理から屋外へ切り替えました。
日当たりの良い、建物の南側に置くことにしました。
2020年 成長速度速い
2019年〜2020年の冬越しも問題なく成功しました。
横に広がる感じで、大きく成長しています。
写真の中央がセレージャです。
苗自体も大きくなりましたので、4月中旬より屋外に出しました。
ビニールハウスから屋外へ出す際は、環境の変化に気を付けました。
特に屋外の日差しに慣らす為に、1週間程度は建物北側の明るい日陰にて管理しました。
少しずつ屋外の日光に慣らすことで、葉焼けを防止します。
6月に入り。植え替えを行いました。
鉢底には赤玉土(大)を敷き詰め、市販の果樹用培養土を使用しました。
建物南側の日当たりが良い場所で管理です。
増殖目的で取り木に挑戦しました。
太さは1センチに満たない枝で行いました。
結果は失敗に終わりました。
1週間経過くらいから、取り木の先から少しずつ葉が萎れ、1ヶ月後には枝が枯れました。
失敗の原因は枝が細過ぎた為と思われます。
再チャレンジしたいと思います。
2021年 開花初確認
2020年〜2021年の冬越しも問題なく成功しました。
思い返して見れば2018年に購入してから、セレージャについては病害虫の被害を全く受けた経験がありません。
耐寒性もあり病害虫被害も無いので、とても育てやすい熱帯果樹としておすすめできます。
2021年に大きな変化が訪れました。
6月上旬。これは!花芽?
嬉しくなり、毎日観察しました。
そして花芽発見から10日程経過して、ついに開花しました。
花はフトモモ科らしい素朴で綺麗な花です。
このまま結実か、、、?
と思われましたが花は散って、子房は肥大することなく終わりました。
2022年 結実に期待
2021年〜2022年の冬越しも心配することは一切なさそうです。
さすが耐寒性熱帯果樹です。
2021年度は開花を確認できたので、今年は結実を期待しています。
4月に株元の枝が混み合っていたので、太めの枝を剪定しました。
切ってから後悔したことが、、、
切り口から水(樹液)がしばらくの間(1週間以上)出ていました。
木に負荷をかけてしまいました。
セレージャは太め(1㎝以上)の枝を剪定時は注意が必要だと感じました。
4/17に太さ1センチ以上の枝で取り木にも再挑戦しました。
ビニールハウスから屋外に出すタイミングが遅くなりました。
日差しが強すぎるので日中は日よけネットを掛けて少しずつ慣らしていきました。
屋外に出してすぐに花芽を確認できました。
2021年同様に開花はしたものの結実には至りませんでした。
今後も栽培記録は定期的に更新してきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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関東【群馬県】で熱帯果樹や珍しい植物を育てています。一人でも多くの方に魅力を伝えたく栽培記録など情報発信しています。
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