温暖化が進んでいます。
これからの時代は熱帯果樹の可能性が広がると私は考えます。
熱帯果樹には、今まで食べたこのない素晴らしい味ものや健康促進に繋がるもの様々です。
収穫後すぐに食べることができるのは栽培者の特権だと思います。
自分で栽培した果実の味は最高です。
このブログを読んだ方が1人でも熱帯果樹に興味を持って頂けたら幸いです。
熱帯果樹栽培を始める前に
栽培する熱帯果樹の耐寒性はどのくらいか知っておくこと
熱帯果樹栽培において耐寒性を知ることはとても重要です。
温度だけを気にする方もいますが冷たい風に当てない、霜に当てない
培養土の水分量を管理するなど、小さな工夫、知識で冬越しを簡単、確実に行うことができます。
培養土は何を使用する?
特別な種類(酸性度を好む)などを除き市販されている果樹用の培養土を使用できます。
私のおすすめ
果樹用培養土 7 : 赤玉土(小)3
の割合で配合し水捌けを良くして使用しています。
自分で配合する場合は赤玉土をベースに腐葉土やピートモス等を配合すると良いでしょう。
鉢植え管理?地植え管理?
沖縄などを除き基本的には鉢植えで育てましょう。
鉢植え管理は木の成熟を早め、結実を早めることにも繋がります。
注意してほしいことは苗にあった鉢のサイズを使用しましょう。
小さい苗を大きい鉢で育てることは難易度が増してしまいます。
冬越しの際は室内や温室の移動が必須になります。
自分の栽培スペースにあった管理をしましょう。
しかし今後は温暖化に伴い熱帯果樹の地植えの可能性も広がると考えています。
例で言うとミカンの栽培可能エリアが数十年前に比べて広がっていると思います。
熱帯果樹の入手方法は?
一般のホームセンター等では販売していることは少ないです。
主にネットショップまたはフリマサイト、オークションサイトを利用することをおすすめします。
値段は様々ですがフリマサイト、オークションサイトでは冬場間近になると
趣味で栽培している方が温室整理等で安売りされる傾向があります。
欲しい苗がある場合は日々チェックすると良い買い物ができるかもしれません。
栽培する熱帯果樹の結実について下調べする
基本的には熱帯果樹を育てる目的は果実を目的とすると思います。
そこで最低限知っておきたいこと
- 栽培する種類は1本の木で結実をするのか?
- 人工授粉が必要か?
- 結実までの期間はどのくらいか?
- 結実をさせるには何か特別なことは必要ないか?
種類によっては気温はもちろんですが湿度や日照時間など一般人が日本の気候で栽培しても結実までは厳しい種類もあります。
しかし難しい品種ほど結実まで達成した時の感動は図り知れません。
試行錯誤して育てることが楽しみでもある熱帯果樹栽培です。
おすすめ熱帯果樹の紹介
ジャボチカバ
熱帯果樹初心者にもおすすめです。
味はライチを爽やかにしたような味で大変美味しいです。
果肉は柔らかいです。皮には少し酸味(クセ)のようなものを感じますが、それが美味しさと個人的には思います。
熱帯果樹の中では耐寒性(0℃以上推奨)に優れており、霜や冷たい風に当てなければ屋外無加温ハウスでも冬越しできます。
結実までの年数は実生(種から育てる)ですと栽培環境により変わりますが10年程度です。
フィンガーライム
高級料理店のトッピングやカクテルなどに使用されている高級食材です。
初めて食べた人はツブツブ食感に驚くと共に口の中に広がる柑橘類の素晴らしい爽快感に感動すると思います。
耐寒性(0℃以上推奨)にも優れており防寒対策をすれば地植え可能な品種もあります。
種類豊富で日本ではまだ馴染みが少なく品種間違いが多く存在します。
購入する際は信頼できる所で接木苗の購入をおすすめします。
結実までは実生苗だと10年程度、接木苗ですと2〜3年程度です。
今後人気が出てきそうな熱帯果樹です。
矮性バナナ (サンジャクバナナ等)
国産のバナナ憧れませんか?しかも自宅でバナナが収穫できたら感動すること間違えないです。
矮性バナナ(サンジャクバナナやモンキーバナナ)は鉢植え栽培で十分収穫可能です。
私も群馬県在住ですが収穫まで達成しました。
耐寒性(10℃以上推奨)はありませんので冬場は室内で観葉植物として育てれば3年程度で収穫できます。
子株も沢山できますので上手く育てれば毎年自家製バナナを食べることもできます。
※結実した株は枯れてしまいます。
フェイジョア
洋梨とパイナップルを混ぜたような味の美味しい熱帯果樹です。
フェイジョアの花は(エディブルフラワー)食べることもできます。
ほのかに甘みを感じます。耐寒性(-5℃以上推奨)に優れミカンが育てられる地域では地植えできます。
品種も多くありアポロという品種は1本で結実可能ですが基本的には違う品種を複数本育てて人工授粉をすることで多くの結実を見込めます。
強剪定しても弱ることは少なく生垣にも利用できます。
またオリーブと外観が似ており鑑賞価値が高いのも魅力の一つと言えます。